いつも展覧会や出店の前には、髪を刈り上げ直して気合をいれます。
普段は5mmなのに、今回は刃を付け間違えて3mmになりました。冷んやりします…
今回の刈り上げは、六甲道にある
フクギドウさんでの「フクギドウの冬じたく」のひとつ、
tamaki niime展に備えて。
播州織・玉木新雌さんの生み出す織は、ほんとうに柔らかくてあたたかいです。
その柔らかさの中に、配色されたさまざまな糸の織り出す表情が個性を放ちます。
私もショールとパンツを持っていますが、一番活躍するのは家にいる時…
「オシャレはガマン」という格言を誰かが言った気がしますが、街を歩いているとそんな人に出会います。寒空に負けずミニスカートの女子高生や、クーラーの効いた店内でノースリーブの店員さんを見ると「寒かろうに…」と心配し、屈伸するのも大変そうなスリムパンツのロックな人を見ると「大変や…」と尊敬したり。
そんなガマンとは程遠い私ですが、街に出る時はややチクチクするマフラーでもオシャレのために巻いたりします。でも、帰宅したら何よりも先に外します、なんなら帰宅中から。
そんな織物とは対照的に、玉木新雌さんの織物はリラックスしたい家の中においてでも、なんら抵抗なく身につけていられるのです。
そんなtamaki niimeのショールやパンツ、そして今回新しくニットが!ズラリと、フクギドウ201号室に並びます。
そのニットに合わせて、フクギドウさんと相談して今回インナーを作らせてもらいました。
存在感のあるニットの襟元からチラリとのぞく、ステーキの横に添えられる人参のグラッセのような脇役を。
ニットからチラリとのぞくUネック、ラインは細めに、柔らかいオーガニックコットンでつくりました。
形はいたってシンプルですが、袖と裾をグレー×ピンク、茶×水色でロック始末にしたり
タグには、フクギドウさんのポストカードにある
yamyamさんのイラストをトレースさせてもらったハンコが押してみたり…
こんな脇役になりました。
試作を何枚かつくりましたが、柔らかいし温かいので、家でずっーーーと着てます。
12月になって、風もほんとうに冷たくなり、いよいよ冬到来。
どうぞどうぞ、フクギドウさんで冬じたくをしてください
自分へのご褒美に、誰かさんへの贈り物に…
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フクギドウの冬じたく
tamaki niime展12/8(土)〜13(木)
フクギドウ201号室
神戸市灘区八幡町4丁目9-27 六甲ビル2F
open 10:00〜17:00(期間中無休)