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日常の生地。


10月。
早いものです…

10/26、27日のササヤマルシェに向けて生地を仕入れに。

前にチラッと本で見てから気になっていた篠山にある生地屋「日常」さん。

日本のデットストックものや、手の込んだ織りやプリントのものなどなど、こだわりのある生地を扱っています。

篠山市街の町屋が並ぶ静かな通りにあります。生地やボタンが丁寧に並べられ、まるで呉服屋さんのよう。あれやこれや話していたら、写真を撮ったりするのも忘れていました…ハイ。

私が生地を触っていると「それ、実は裏向きなんです」とご主人が。「その生地は裏の方がかわいいから」だそう。
一般的に、生地には表と裏、縦と横があります。でも確かに、生地によっては裏の方が風合いがあってよかったりするのです。
私も着心地や縫製上の問題がなければ、裏を使ったり、縦のものを横にしたり、生地端の耳を使うこともあります。
日常のご主人の、「裏の方がかわいいから」という感覚がすごくいいなぁと思ったのです。

「日常」さんはササヤマルシェにも出店されます ↓
〈予定日〉10/12(土)、13(日)、14(月・祝)、20(日)、27(日)

呉服屋のような凛とした、でもあたたかい空気感を持つ実店舗もオススメですが、まずはササヤマルシェで…


日常さんで選んだもの。ササヤマルシェまでにどんなカタチになるのか。




ツルヤの服は、デザインもゆったりめで、生地も綿麻などの素材がほとんど。日常着です。
着れば着るだけ、柔らかくなるし、色も褪せて、その人の日常の雰囲気に合わさるような。
なんで「日常」っていう店名にしたのか、今度会ったら聞いてみよ






at 09:07, tsuruya349, 素材

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美しい布




古い手織りの木綿。

今のように、大量生産・大量消費が当たり前でなかった時代においては、人々はさまざまな知恵や工夫で暮らしを営んでいました。
布もその一つで、手紡ぎ・手織りであった時代は、生地は貴重なものでした。そこで、補強や暖かさのために刺し子を施したり、古くなった着物をほどいて縫い直したり…

近所にある古くからの生地屋さんで見つけたこの布たちも、よく見たらあて布と刺し子が施されていたりします。
なによりも、手織りならではの風合いがあります。
格子柄も、懐かしくもあり、新鮮でもあり…


年明けに参加させてもらう予定の企画展がいくつかあります。
それに向けての制作に、この布をどうしようか…ゆっくり考えています。

企画展の詳細は、また決まり次第お知らせします…どれも楽しそうでウズウズします!

at 14:24, tsuruya349, 素材

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またやってしまった…


庭の沈丁花が咲きはじめました。この匂い、大好きです。

今まで出店する時に自分で作った服を自身で着ることがありませんでした。でも、こんなこけしみたいな私でも何かの参考になるかなと先日の三土市では作った服を着て店に立ちました。
すると、それを気に入ってくださった方がいて同じものをオーダーいただきました。着てみるもんだ。

その生地が少し足りなかったので、またまた新大阪のまつやに行きました。
買うものは決まってる、チャチャッと行ってチャチャッと帰って!と足を踏み入れたのに、宝の山からチラチラのぞく生地に手が伸びてしまうのです。
おっちゃんもいつも以上に攻めの姿勢で、次から次にオススメの生地を持ってくるのです。「コレもええで、絶対他にはあらへんで」「…(ほんまやなぁ)じゃあ、2mで」「絶対売れるから5にしとき、絶対や」もう笑えます。
たまに、オススメの生地でも使わないなと思い、「これはいらないです」と言うと「あ、そうか…」となんだかションボリしているような気がしなくもないですが、お互い全然めげずに次の布を探します。

そんなこんなで、また布が山積みに。「持って帰れるかな…」「大丈夫や。おっちゃんが持ちやすくしたるさかい!」今日は配送なしか…「ふたつに分けたる!」とおっちゃん自信満々Vサイン。そりゃ、ひとつよりはふたつの方が持ちやすいけど…
でも、生地を裁断していくうちに「これ、無理やな、送りますわ、うん、無理や」と結局配送になりました。

…しめて70m弱。こないだ買った布もまだまだ残ってます。これで手持ちの布は100m超。早く棚買って整理しないと家が布の海になってしまいそうです。

そして、大急ぎで電車に飛び乗り、またまたオーダー用の生地を探しに神戸・岡本のmandrake piliさんへ。

このお店の扉を開ける瞬間がとても好きです。
静かな住宅地の中にあり、工房も兼ねているようで、スタッフの方が布を裁断してたりミシンをしていることも多々。
いい雰囲気のお店です。
ちょうど神戸栄町の本店の方で、ルワンダのバスケット展が始まるみたいなので、それも行きたいなぁ…岡本の方にも置いてほしい。家にも大小いくつかのアフリカ土産?のバスケットがありますが、丈夫でガンガン使っても全然へこたれません。ガサツな私にぴったりです。



興味のある方 & おおざっぱな方はぜひー
AGASEKE&BASKET  FROM RWANDA 展
3/24(土)〜4/1(日)

at 23:57, tsuruya349, 素材

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布の海

三土市で、大人用のパンツのオーダーをいくつかもらいました。
これからワンピースの試作もしたいので、おもいきって前から気になっていた新大阪センイシティにあるまつやに布を探しに行ってきました。

大きなビルの並ぶオフィス街にある新大阪センイシティ。初めてだったので、ゆっくり探検したかったけれど時間がなかったので目的のまつやに一直線。まつやの看板を見つけ、入ってみると、辺り一面、布、布、布。まさに布の海。いや、布の山?
人一人が通れるスペースのみで、後は布がズラーリ、所狭しと並んでいます。それだけで胸がワクワクしてきます。
でも、お店の人がいない。教えてくれた人の話ではおじいちゃんが店をしていると聞いたのだけれども...と思っていると、「御用の方2Fへ→」という張り紙が。階段?と→の方を見ると、布に紛れて2階に続く階段が。
ほら、あるでしょ。


ぐるぐる階段を昇っていくと、また布の海。その間を縫うように進むとビルの廊下にまで並ぶ布の中から「はいよ、いらっしゃーい」と小粋にハンチングにベスト姿のおじいちゃんが。
「何の布探してんの?」「綿麻とかの...」「ほな、こっちや」とスタスタと案内してくれます。さすが。
もうあれもこれもとありすぎて、一人でニヤニヤ探していると、時々おじいちゃんがやってきて「これ、エエでー」とか「他にはこんなんあらへんで」とオススメを教えてくれます。
私がウロウロしながら気になった布をなでなでしていると、「これはイタリー製や」「これはクリスチャンディオールやでェ」「うちに置いてあるもんはプロッショナル向けや」など一言一言がおもしろい。ザ・大阪商人。

布の量がハンパないので、そこらの大型手芸店のようにキレイには並んでいないし、探すのも大変ですが、何よりもワクワク感が違う。宝の山。布の奥にまだ布があって、布の上にもまだ布があって。布をのけて、奥の棚を見に行ったり、一番奥の上の棚とか絶対届かない。


こんな風に布の中に古めかしいそろばんが置いてあったりする

ある程度、買うものを決めておじいちゃんを呼ぶと「何m?」「これは1mで、あとは2m」「こっちは5にしとき。安しとったるから。他に行ったらあらへんで」「えー?!」...こんな感じで1といえば2になり、2といえば5になり...気づけば未だかつてないぐらい買ってました。しめて40m...これで、いつでもオーダーには応えられる??

あまりの量に「持って帰れるかな」とポロッと言うと「持って帰れるわい!50mの巻いたまま持って帰る若い子もおるで。めちゃめちゃガッツのある子や」と言われ、ここで「配送で」なんて言おうものならガッツが足らないということか...いやでも、私そんなガッツないけど、言われへんな〜と結局、持ち帰りに。

「ほな、仕切しよ(精算しよ)」と、伝票を書くとおもむろに先ほどの布の山に置かれたそろばんを取り、パチパチパチ...とはじくのです。うわ〜!

新大阪センイシティは来年4月から建替工事のため、一時閉館になるそうで、それまでにもう一回おいでと帰り際に、嬉しい一言。
そうして大満足で店を出て、急いで駅へ。西宮に着くまでに、幾度となく40mの布を入れたビニール袋が腕にくいこみ、血が止まりそうになりながら「ガッツ!」と言い聞かせ、家路に着きました。

at 10:55, tsuruya349, 素材

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素材のこと

ツルヤでは、アフリカの布をよく使っています。
柄や色使いにインパクトがあって、とても心惹かれるのです。

北欧のものやヨーロッパのヴィンテージものも素敵です。
でも、なんとなく土っぽい雰囲気の残るアフリカの布がtsuruyaのつくりたいものの雰囲気と近いのです。

先日の水都大阪でも、パンツの追加オーダーをいくつか頂きました。
その制作に向けて、神戸・岡本にあるマンドレイク ピリさんへ布を仕入れに。
先月、オーナーさんが買いつけて来られた新しい布がいっぱい!たまりません。

私の場合、まず素材ありきで、何かつくりたくて素材を探しに行くことよりも、例えば、店で心惹かれる布に出会ったら「これで何かつくりたい!」という猪突猛進なことの方が多いです。

今回も同じく。
新しい柄を見たら、それをカタチにしたくなるのです。

そんなこんなで今回もいろんな柄を買いました。(買い過ぎて、財布の中身が足りずに慌てました、もっとちゃんとします。)

オーダーして頂いた方、一人一人の顔を浮かべながら、似合うパンツをつくります。...ので、今しばらくお待ちください!

at 21:39, tsuruya349, 素材

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